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汎用旋盤・・・ローテクの極み

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設備紹介

汎用旋盤・・・ローテクの極み
汎用旋盤1

汎用旋盤です。いわゆる普通の旋盤。旋盤とは主に、丸い材料の外径を刃物で細くしたり、内径を刃物で大きくしたり ドリルを使い中心に穴をあけたりします。
材料を掴んで回転させて削る加工機械です
ハンドルが4つ付いているのですが、そのハンドルを回して送りこみ指定の寸法に削ることができます。
文明の進化により NC旋盤という すごい機械が誕生して、肩身がせまくなりつつあるこの『汎用旋盤』ですが
弊社では NC旋盤の台数よりも多く保有しており 職人の人数も汎用旋盤の方が多いのが現状です。
NC旋盤は高効率で安定してたくさんの量を加工できるのに対し なぜ弊社で普及しないのか? よく聞かれます。
ざっくりお答えすると
汎用旋盤は 
設備費がNC旋盤に比べ安い(最近はそうでもなくなりつつありますが)
段取りに時間がかからないので手っ取り早く製品が完成できる(場合もある)
普通のNC旋盤では加工ができない加工が可能(深い穴加工や大きな異形状のものを掴めるなど)
NC旋盤では出せない高い精度が出せる(ものもある)
などなど
デメリットもありますが使いこなす職人の技があれば すごい機械なのです。
実際の加工動画はこちら

旋盤上面

左側の丸いものがチャックといわれるものでこれを開いて
材料を掴みます。



材料突っ切り加工

突っ切り加工といって 主に長い材料を切断する刃物です。
旋盤の刃物のことをバイトといいますが、このバイトを削るのが職人の腕の見せ所です。
スローアウェイチップという便利な刃物もありますが、使い分けが大事です。

ローレット加工

ローレットという表面をいい感じにする工具です。
写真ではみにくいですが、駒といわれるものの間に材料を入れて
レバーを引くと ローレット加工ができます。

主な汎用旋盤設備
豊和産業製 STRONG 650 芯間:650 5尺
森精機製 MS850 芯間:850 6尺
石野鐵工所 製 IPL6 芯間:700 6尺